住宅ローンの基本A

基本はまだまだありますよ〜。

■ 住宅ローンと団体信用生命保険はセットみたいなもの

団体信用生命保険、通称団信とは、住宅ローンの生命保険です。 団体信用生命保険に入っておけば、住宅ローンが完済していない時に加入者が死亡や高度障害になった場合に、本人に代わって生命保険会社が住宅ローン残高を支払うことになります。
公庫の場合、団体信用生命保険への加入は任意ですが、民間の金融機関が提供する住宅ローンの場合、団体信用生命保険に加入できることが住宅ローン審査の一つにされているところもあります。
団体信用生命保険に加入できない場合は、住宅ローンが取り消しとなる場合がありますので、住宅ローンと団体信用生命保険はセットで加入すると考えた方が良いでしょう。

■ 住宅ローンに組み込めない諸費用が結構ある

物件や土地自体は住宅ローンを組むことが出来ますが、印紙代を初めとした各種手数料や保険料、また「注文住宅の費用」で紹介したような手付金、施工 費などを住宅ローンに組み込めない場合がありますので、こちらは現金で用意する必要があります。自己資金=全て住宅ローンではないということです。
「頭金を払えばあとはローンで」と考えずに、「現金+住宅ローン」という考え方をしましょう。

■ 住宅ローンを変えること(借換え)が出来る

フラット35や公庫融資は借り換えには利用できませんが、民間の住宅ローンでは通常の住宅ローンを借り換えに利用できるほか、借り換え専用の住宅ローンを扱っている例もあります。
新たに借りられるのは、元のローンの残高と同じ額まで。自宅が担保になりますが、値下がりによって担保割れになっているケースでも、返済能力に問題がなければ借り換えできる例が多いようです。
期間は元のローンの残存期間と同じ期間までで、繰り上げ返済などによって期間短縮を図った場合も、残った年数以内で借り換えることになります。
借り換えには手数料や保証料、抵当権設定のための費用などがかかります。この費用を負担しても借り換えによってメリットがあるかは、元のローンと借り換え先のローンの金利差や、借入額、残存期間によって異なります。
みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、横浜銀行など、多くの金融機関では、ネット上で借り換えの効果についてシミュレーションがます。諸費用の概算も提示されますので、一度、試してみるといいでしょう。
金融機関によっては、諸費用も借りられる場合があります。またソニー銀行など、ローン保証料が不要の金融機関を選べば、諸費用を抑えることもできます。

■ 住宅ローンを組んでいると所得税が減る

こちらは国税庁ホームページより抜粋です
居住者が住宅ローン等を利用してマイホームの新築、取得又は増改築等(以下「取得等」といいます。)をした場合で、一定の要件を満たすときは、その 取得等に係る住宅ローン等の年末残高の合計額等を基として計算した金額を、居住の用に供した年分以後の各年分の所得税額から控除する「住宅借入金等特別控 除」又は「特定増改築等住宅借入金等特別控除」の適用を受けることができます。
 また、住宅ローン等を利用しない場合であっても、居住者が既存住宅について一定の要件を満たす住宅耐震改修をしたとき、バリアフリー改修工事若しくは省 エネ改修工事をしたとき又は認定長期優良住宅の新築等をしたときは、それぞれの規定により定められた金額を、その年分の所得税額から控除する「住宅耐震改 修特別控除」、「住宅特定改修特別税額控除」及び「認定長期優良住宅新築等特別税額控除」の適用を受けることができます。



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